トップへ

こんなこと許せないぞ!     (01.19)
【伊豆高原郵便局パワハラ暴力傷害事件に対する損害賠償請求裁判】

Web伝送便上で08年10月にも紹介しました「伊豆高原郵便局での執拗ないじめと暴力」。
  当該山田佳史さんによる損害賠償請求裁判第2回公判の報告が「山田さんを支援する会」より届きました。
  報告は主に山田さんの陳述書と弁護士代理人の意見陳述(要旨)が中心になっています。陳述書につきましては長文になりますのでこの場では別ファイル(PDF)としてご紹介します。

11月18日、静岡地裁沼津支部で行われた、第2回公判で行った原告・山田佳史さんの意見陳述を紹介します。
  約6年余りに亘って行われた職場ぐるみの嫌がらせ、イメ、暴力を告発しました。暴力を受けた精神的な障害でフラッシュバック現象に今もさいなまされているため、裁判の法廷にも立つことができませんでしたので、裁判長の許可を得たお父さんの晃さんが代読しました。

本人意見陳述書 (PDF:155KB)

原告代理人・萩原繁之弁護士の代理人意見陳述(要旨)

山田さんを支援する会原告代理人の萩原繁之弁護士が代理人意見陳述を行いました。
  その中で萩原弁護士は、「2006年3月上旬の段階から職場ぐるみのイジメに関する相談を受けていたが、イジメについてその真実性を明らかにする証拠資料の収集が決定的に重要であると判断し、その資料が確保されるまで被告側に通知等の働きかけを差し控えていたが、結果的に4月20日の傷害犯罪行為を事前に予防する支援が出来なかった事、さらに2008年9月に至るまでも原告が充分に回復することができない本人の状況を間近に見るにつけ、犯罪被害を予防できなかった事は,誠に痛恨の念を禁じえない」と述べました。

さらに、「その反面、障害について原告から申告を受け、転勤の希望も受けていながら、何ら誠実に顧慮しようとしなかった、村上亙をはじめとする郵便局の責任ある立場の者らの行為、刑事事件裁判での被告らの不誠実な答弁に対して、怒りを禁じえない」と述べました。

また、「刑事裁判で被告村上、証言した横山和真氏などは刑事法的には共謀共同正犯などに該当しないとしても、社会的道義的にはもちろん、法的にも民事上は責任があり、職場管理者には労働者に対して、その安全・健康に配慮する義務(安全配慮義務・健康配慮義務)を負っているが、局責任者はかかる義務に真っ向から反する姿勢しか取ってきませんでした」

「現時点において不当にも、被告鈴木の犯罪行為が、職務と関係のない私的な感情に基つくなどとされていますが、明らかに職場ぐるみのイジメなのです。本件傷害事件が公務に起因するものであるという真相を究明されることを強く希望します」

「局の責任ある立場の者らが、原告の障害について何ら理解もしていなければ理解しようという姿勢もなかった。雇用者に求められる責務に著しく反する姿勢を示している」「原告は弁護士との打ち合わせに際しても、事件の事などを思い出そうとすると、フラッシュバックになり、当時の恐怖が蘇えるらしく感情が高ぶってパニック状態になります。会話もままならない状態となり、そのため、本訴提起は近時に至るまで差し控えざるを得なかった」などと陳述しました。

(文責・渥美)

傍聴参加者の声

遠くは「名古屋中郵事件裁判」の傍聴から始まり、山内・昭和郵便局過労死裁判、四日市北郵便局人権裁判、最近では、トヨタ過労死・内野裁判、視覚障害者/ヘルパー問題・梅尾裁判などなど、多くの裁判に関わってきましが、今回の「山田パワハラ・暴力傷害事件・損害賠償裁判」では 最初、お父さんの山田晃さんから電話で相談を受けた時は、郵便局で「こんな事があった」なんて信じられませんでした。青天の霹靂とはこのことです。何度も話しを伺う中で、やっと事件の全容が理解出来ました。

今、小林多喜二さんの「蟹工船」がブームだそうです。戦前の「たこ部屋労働・奴隷労働」の状況をリアルに描いた作品ですが、それに劣らぬ強制、長時間労働であり、それにイジメ、罵声、日常的な暴力行為が繰り返され、蟹工船の労働者と同じ奴隷労働が行われていたのです。

山田君は障害を抱えており、障害者手帳の交付も受けていました。
  「障害者の雇用促進に関する法律」というものがあります。一定規模以上の企業に1・8%の障害者の雇用を義務付けています。
  私の働く郵便事業名古屋南支店では昨年秋、職員に対して、「障害者として認定を受けている方がいたら、知らせて欲しい」と職員周知がありました。その時感じたのが「山田裁判を意識しているな。アリバイ証拠つくりだ」と思いました。
  公社時代に、障害者差別にもつながる行為を平然とやっていた伊豆高原局管理者は郵政当局が言っている「法令順守・コンプライアンス」違反もやっていたことになります。
  裁判に勝って当然ですが、何よりも山田君の健康が回復することが、一番の願いです。

09年1月5日 渥美 俊雄

ちょっと一服 

名古屋・東京・関東など、遠い所から裁判の支援傍聴に参加していただいている皆さんに頭が下がる想いで一杯です。ありがとうございます。
  交通費など無駄にしないめ、次号では沼津近郊の「食・観光・歴史」などを掲載したいと考えています。此処のドンブリが旨いとか情報をお寄せください。  

この「通信」にご意見、感想や身の周りの、情報などもあわせてお寄せ下さい。 当面は、下記メールアドレスへ

郵便などは
  〒456-0006
  名古屋市熱田区沢下町9-3
  郵政産業労働組合東海地方本部気付 山田さんを支援する会 へ

次回公判(第3回)
1月20日(火)午後1時15分
静岡地裁・沼津支部で行われます
多数の傍聴参加をお願いします

(山田さんを支援する会通信2009年1月10日No.1より)