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郵便局会社のコンビニ化は見事に破産     (07.02)
日本郵政グループとローソンの今後は?

日本郵便渋谷区代々木支店にはポスタルローソン1号店がある。
  かつての代々木支店は、入り口を入ると右に窓口が並び、正面は絵や写真が飾ってあったギャラリー空間。03年に入り大がかりな改造工事が始まり、ギャラリーが閉鎖。同年8月5日ポスタルローソン一号店がその場所に開店。
JPローソン第1号  開店時、新浪ローソン社長と生田総裁がそろって挨拶、マスコミとお客が敷地にあふれんばかりに集まった事を覚えている。

  代々木支店的の近くにはスーパー、コンビニ等が無い事もあり、客入りは今の所も上々だと思う。 
  第1号開店から6年。その間に郵政民営化をはさんで、さて全国のポスタルローソンはその後どうなったのか、ローソンのホームページから少し探ってみた。

ポスタルローソンとJPローソン

02年12月、ローソンと郵政公社が提携、03年代々木局店を皮切りに、郵便局舎、郵政庁舎の空き区画を使ってミニ店舗展開を開始。09年4月現在、ポスタルローソンは全国6店舗を展開中。郵便局会社に賃貸料を払った上でローソンが運営している。
JPローソン日本橋1号店   一方、08年2月12日にローソン・日本郵政グループ包括的提携発表の際には別途「JPローソン」展開を表明。これは郵便局会社の店舗運営、所有であり、局会社の窓口開設時間のみの営業、店員も局会社所属。
  ポスタルローソンは順次JPローソンに切り替えていく方針で、予定では3年以内に800店舗の展開も同時に発表していたが・・・。

 ローソンと特定・簡易郵便局

07年には全国初の特定局を併設したローソン小倉清水二丁目店がオープンしている。ローソン既存の店舗を拡大させたもので増床スペースに近隣の特定局小倉清水局を移転させたもの。
  1年後の08年9月には、長野県のローソン坂城村上店内に上田郵便局上五明分室を開局。これは一時閉鎖の上五明簡易郵便局再開を前提にしたもの。ローソン店舗オーナーは必要な研修過程を終了後、簡易郵便局の受託を行い簡易郵便局経営者となり、同様に研修を終了した従業員が郵便局業務を行っている。 

 民営事業破綻の一例

ローソンも郵政も地域社会への貢献と、近隣消費者への利便性向上に寄与できると言っているが、実態はどうだろう。
  代々木店と同時期に開店したポスタルローソン2号店青葉台郵便局店。ここは同時にポスタルローソン青葉台郵便局店簡易郵便局も開局。翌4月1日簡易局廃止。07年8月31日ローソン閉店。

  日本郵政は、局会社とコンビニとを合体させた店舗展開を計ったのだろうが、これは見事に破産した。JPローソンは東京逓信病院内のそれを合わせても未だわずか7店舗。800店舗展開方針からはほど遠い。
  旧特定局長の抵抗の激しさが伺われる。物理的にコンビニ業務を兼務する余裕はどこにもなかったということだ。民営事業破綻の一つの好例だといえる。

(代々木支店・「赤猫」通信員)