今年もご支援よろしくお願いします (01.01)
(「こんなこと許せないぞ」山田さんを支援する会 通信 № 9.より転載)

*損害賠償請求裁判 (弁論準備)
1月20日(水)午前11時 静岡地方裁判所・沼津支部*公務災害認定請求・行政訴訟裁判
3月5日(金) 午前10時 静岡地方裁判所
山田さん・行政裁判についての12月11日の裁判のご報告
弁護士 萩 原 繁 之
山田さんの行政裁判については、誰を被告にすればいいのか、国なのか日本郵政なのか、という点について、郵政民営化の中で、かなり複雑な問題となっていました。私ども弁護団は、裁判を起こす前から、相当慎重に検討し、弁護団外のベテラン先輩弁護士などにも助言を求めて、その結果として、国を相手に裁判を起こしました。
国に対して
1、 公務災害補償金いくらいくらを支払え
2、 公務災害補償を受けられる地位にあることを確認せよ
という裁判を起こしたのです。
これに対して国側は、裁判の最初から、1の点については請求の棄却、2の点については訴え却下(門前払いの判決)を求めてきました。
その理由は、1の点については、日本郵政に対して請求すべきものであるから国に対しては請求できない、というものであり、2の点については、訴えの利益がない、なぜなら公務災害に該当するかどうかも日本郵政との間で明らかにすべきであって、国との間で明らかにする意味はない、というものでした。
これに対して私ども弁護団は、様々に反論してきましたが、訴訟を起こす前に十分検討したつもりの点について、さらに種々再検討を重ねてきたところ、1の点については、あるいは日本郵政に対して請求するのが適切なのかも知れない、という認識を持つようになりました。
しかし、2の点については、再検討した上でもなお、公務災害にあたるかどうかは、あくまで国との間の裁判で確認すべきだ、という判断をしておりました。
国側も、2の点については、「山田さん側の補充主張を見た後で『訴えの利益がないから訴え却下を求める』という主張は撤回を検討する」ということを前回提出の準備書面で明らかにしていました。私ども弁護団は、判例上も確立している、という点を簡潔に補充し、国側が2の点について主張を撤回することを期待していました。
国側は、12月11日までには2の点の主張を撤回していませんでした。
ところが、12月11日の裁判で、裁判所は、私ども弁護団の予想もしていなかった、意外な姿勢をしめしました。
裁判長は、この裁判の判決を下す用意がある、といいだしたのです。
国側が2の点については主張の撤回を検討すると言っているのに、裁判所がこのようなことを言い出すとは、正直なところ、私ども弁護団としては、思いもよりませんでした。
国側が2の点について「門前払い」しろ、という言い分を引っ込め、門前払いにはならないこととなれば、その後には、山田さんが負った障害が公務災害にあたるのかどうかという、肝心の中身についての審理がされなければならないからです。その審理なしに判決をするというのは、被告の国側が言い分を引っ込めても、裁判所として、確認の利益がない裁判だから門前払いする、という見解を持っていることが示されています。
この確認の利益について、11日の裁判所での、弁護団、被告国側、裁判所のやりとりの中で、裁判所は国側の今までの言い分とも違う、意外な見解を持っているらしいことが浮かび上がってきました。
裁判所は1の点でお金さえもらえることが認められれば、それで十分ではないか、お金がもらえることが認められさえすれば、それを超えて、公務災害と認める必要はないのではないか、と考えている様子なのです。
しかし、仮にそうだとすれば、それはとんでもないことです。
公務災害であれば、個人的な病気の場合と違い、療養期間が長期に及んだからといって山田さんの職員の地位を失わせることはできません。お金さえもらえればそれでいいなどということではなく、公務災害か否かは山田さんの地位に関わる重大な事項です。
今後裁判所に対しては、こうした事項も論じるとともに、日本郵政に対する裁判も起こしてそれとの併合を求める手続きや、もしあくまでも裁判所が公務災害と認める必要がない、などという見解にあくまでも固執するのであれば、その点については先行して不服申立をするなど、引き続き慎重に検討しながら、裁判手続きを進めていく所存です。
伊豆半島(伊東市)で支援集会を予定
伊豆地方(希望としては伊東市)で2月か3月頃、地元の労働組合の皆さんのご協力で支援集会を開催していただく準備をすすめています。
伊東市は伊豆高原郵便局がある自治体です。
当日は、ご協力いただける方で、集会前に、伊東駅付近と伊豆高原郵便局付近で、この問題を知らせる、ビラ配布を行なう予定です。
日時・会場等が決まり次第お知らせいます。伊豆高原は伊豆のリゾート地として有名です。お金と時間を作って、観光も兼ねて集会にご参加下さい。

