トップへ
Headline10

統合失敗の責任追及を始めよう!    (07.07)
悪戦苦闘する社員に一切の責任無し

残念というか、それ見たことかというか、あきれた統合失敗で「悪戦苦闘する社員に一切の責任無し」!

5日になって、1日引受けのチルドが・・・。
  受付支店が、九州・近畿・名古屋・綾瀬など夕方6時に到着した。昨日は不着苦情が17件で、郵便課長が対応に悪戦し、支店長は千葉支店に応援。外務は班から4名の廃休で出勤するも午前午後と配達するゆうパックが異常に少なく、手持ち無沙汰。夕方には千葉支店に臨時便でもない赤車を疾走させ、ゆうパックを直接千葉支店まで取りに行かせ夜勤帯で配達をさせるなど、考えられない業務運行である。

鉄道輸送から自動車便への切り替えた53.10輸送合理化や59.2翌配システム合理化など、これまで経験した全国施策でもこれほどの混乱はなかったことからしても、今回ほど見事な失敗はない。

千葉西ターミナルでは、千葉県のゆうパックの70%を越える個数(人口で430万人以上)を扱うこととなったところだが、郵便課社員は、何と12名での出発である(期間雇用は別)。
  日勤1名、夜勤3名、泊まり2名、明け2名の8名の社員しかいない。定員は15名だから3名欠員があったにしても、この社員数で何をやろうと考えたか、私には到底考えられない。

7月1日には、ターミナルに2~3時間待ちの運送便、2日には1.5時間待ち、3日目には同じ1時間から1.5時間待ちのダイヤである。パレットを移動させる要員もいないままパレットが放置され、数珠繋ぎの運送便が道路で待機。支社からの応援部隊は、応援にもならないで少ない社員にどうすればいいのか聞いてくる。

27地域の郵便課長や集配課長がターミナルにゆうパックを探しに行っても、そこに置かれたゆうパックが山と搭載されたパレットの数を見て、すぐ支店に戻って来た。その人数は数え切れない。

4日になりやっと本社社長の記者会見。「仕事への不慣れ」?「ペリカンからきた社員・期間雇用社員が機械操作できない」などという話がされたと言う。責任の所在は今回の統合決定から訓練までの過程を見れば一目瞭然というしかない。

EF地域が2009年10月にペリカンを扱い始めたときの教訓が全く生かされていない。そればかりか両社のシステム統合も先送りされ、現場の訓練も本当に机上の訓練1時間程度でお茶を濁しただけ。それで本番に現場を動かせると考える方が異常だろう。そのような考えの持ち主が、本社・支社・支店長クラスにいっぱい鎮座しているということ。
  ペリカン内部で使われていた「業界用語」も当初EF地域ではさっぱり分からず、四苦八苦して一月ほどして何とか「正常化」できたものだ。
  そして今回のAD地域は全て都市部での統合ということを全く理解されていない。事前訓練で国立研修所にいった社員がそのことを異口同音に感想で語っていた。扱う個数もEF地域とは桁外れに違うことをAD地域の社員も訓練者も理解していないと云われていたのだ。

*AD地域とEF地域
   旧JPエクスプレスのとき地域をA~D地域とE・F地域とに分けた。都市部の地域支店をAD地域、地方の広域支店をEF地域とした。

また、事業会社の超大口企業にも、差し出しの際の説明をどう行ったのかなど、今後本社が明らかにすべきことである。
  今回のシステムは、特に中継拠点では、仕分けラベルによる区分処理が前提になり要員計画も処理体制も訓練計画も組まれていた。しかし超大口の顧客や生もの差し出しの小包には、特に時間が押し迫って差し出す地方からの便設定では仕分けラベルなしでの差し出しが多数含まれる。これらの大口法人に対して、どう本社・支社が対応してきたのか明らかにさせなけらばならい。

なぜ統合を急いだのかは、理解したい気持ちもあるが、余りにも大きなリスクを伴うということを分かりきっていながら、なぜそれをきちんと避ける準備をしてこなかったのか、経営者としての資質を問われても当然である。

(報告:千葉県26地域支店より)