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職場を覆う重い空気    (10.02)
正社員「登用」試験がもたらした仲間達の分断

何とも重い空気が職場を支配している。
  9月16日から、この8月に行なわれた正社員登用一次試験の結果通知が行なわれた。予め解っていることとはいえ、合格・不合格の明暗が分かれる結果となっている。
cut  不合格になった人の心中は察して余りあるものがある。長年ゆうメイトとして共に苦労しながら、ある人は合格し、またある人は不合格になっている。生木を切り裂くとは、この様なことを言うのだろう。
  ユニオン呉支部の調査では、呉支店集配課で受験した人29名に対して合格したのは11名で、合格率38%。概ね、全国平均と同じ合格率だった。無論、二次試験(面接)が行なわれるので、もっと少なくなる。

 公平公正な審査だったか

正直な所、「たったこれだけ」というのが職場の感想である。
  それもそのはず、亀井大臣の発言があった頃は、それこそ受験者の大半が合格する雰囲気だった。それが、夏の参議院選挙前後から雲行きが怪しくなり、そして今回の結果である。当然の事ながら、職場ではシラケムードが漂った。

この種の試験の前には、様々な噂がまことしやかに流れる。
  「営業成績が左右する」「支店長の内申によって、合格者は予め決まっている」等など。しかし結果を見ると、ペーパーテストだけで合否が決まった様に見える。
  月給制社員も数人受験したが、全員合格しなかった。一方で、スキル評価がBランクの合格者もいる。短時間社員は、会社が制度の廃止を目指しているため合格させるのでは、と思われたsが不合格だった。営業も考慮されていない。ある程度実績を残している人が不合格になり、ほとんど実績のない人が合格している。年齢で言えば、最高56歳の人が合格している。
  ペーパーテストで合否が決まるのは、公平な様に見えるが果たしてそうか。
  大半の人が試験問題をSPIと予想していた。呉支部もそうである。しかし予測は外れ、多くの人が「出来なかった」と帰ってきた。不合格を納得させるために、難しい試験問題にしたとも思える。

 仲間の人生をもてあそぶな

10年近くも働き、正社員と同等以上の仕事をこなし、同僚からの信頼を得ている人が合格して欲しい、と思うのは職場の心情である。ところがペーパーテストでは、全く違う結果が出る。
  加えて、作文・面接という評価者の主観の入りやすい選考方法では、どのみち後味の悪い結果しか残らない。そして最大の問題は、ついに登用人数(合格者数)を公表せずに試験を行なったことだ。これでは後出しジャンケンだ。
  今回の試験は、ゆうメイトにとってそれこそ人生を左右するほどの重要な意味を持つものであった。だからこそ選考基準を、例えば勤続年数の長い順など、透明で全体的に納得されるものにすべきだった。

(呉通信員 米今)