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ひげ裁判完全勝利御礼    (12 .08)
芝英機さん(ひげ裁判原告)からの感謝と決意について

伝送便編集委員会 殿

2010年12月8日
兵庫 濱口 克己

芝英機さん(ひげ裁判原告)からの感謝と決意について

日頃の活動、ご苦労様です。
  神戸・灘支店の「ひげ裁判」の原告であった芝英機さんより、控訴審判決勝利の感謝と今後の闘いに向けた決意をいただきました。
  原告の芝さんが述べておられるように、この控訴審勝利判決が終わりでなく、この判決を全国の職場に拡げていくことが本当の闘いになってくると思います。
  上意下達、パワハラが横行する郵政職場に「人権・人格権および働く権利」を築くための全国の仲間の闘いが必要です。
  特に、今回の判決で明らかになった「身だしなみ基準」の違法性については明らかにしていくことが必要です。
  職場にはいまだに「身だしなみ基準」がそのまま張り出され、社員指導されている実態があります。
  全国の職場から声をあげていくことにより撤廃していかなければなりません。

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2010年11月16日
郵政労働者ユニオン神戸東播支部
支部長  武田 正延  様

郵便事業株式会社灘支店・郵便課
芝 英機

感 謝 と 決 意

日頃のご活躍に心から敬意を表します。

さて、昨年1月に私が郵便事業会社の理不尽な姿勢を提訴してから1年9ヶ月にわたる裁判闘争が終結しました。
ひげ裁判完全勝利  本年3月26日の神戸地方裁判所での勝利判決。これを不服として会社側が控訴しましたが、10月27日に大阪高等裁判所での全面勝利の控訴審判決が出されました。
  そして、11月12日に至って会社側が最高裁への上告を断念し、控訴審判決が確定しました。

判決は私が主張してきた「ひげ」「長髪」を人権・人格権として認め、「経営権より人権・人格権が優先する」ことを明らかにしています。
  私が神戸貯金事務センターから灘郵便局(当時)・郵便課に強制配転して5年が経過しましたが、この間の会社側の私に対する姿勢、勤務・担務差別、賃金カットなどすべて違法なものであると断定し、精神的・経済的損害賠償を命じました。

昨年1月、「郵政職場の常識は社会の非常識」「郵政職場の人権・人格権を問う」としてスタートした闘いは、同じ職場に働く貴組合員の組織を越えたご支援によって「MBF有志の会」の結成にご尽力いただくとともに、「会」の事務局を担っていただくなど本当に力強いものであり、私にとって大きな勇気を与えてくれるものでした。
  また、貴組合員のみなさまからも多くの激励や裁判傍聴参加、闘争カンパをいただくなど裁判闘争をささえていただいたことに心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

しかし、この闘いは控訴審判決が確定したことで終わりではないと考えています。むしろ、この判決をきっかけにして今の郵政職場における人権・人格権のあり方を問い直さなければならないと思います。
  単に私個人の問題として終わらすのではなく、また、単に「ひげ」「長髪」だけの問題としてではなく、本当に現場で働く者の痛みを知り、少しでも働く者を大切にする職場風土を築いていかなければならないと考えています。

今、郵政職場にはそれぞれの業務にしても営業にしてもパワハラを伴う上意下達のやり方がまかり通っています。そこには人権・人格権をはじめ働く者の尊厳さえ否定している実態があるのではないでしょうか。
  もし私がこういう形で会社側に異議申し立てをしなかったとすれば、違法な「身だしなみ基準」やそれに基づく会社側の社員指導・教育が「正しいこと」として存在し続けていたのではないでしょうか。

こうした実態にメスを入れ、解決をしていくためには労働組合の力が必要です。
  控訴審判決は確定しましたが、私自身としてもこれからの郵便業務や勤務・担務指定問題、職能調整額の回復など会社側との課題が残っています。
  所属する労働組合の違いはあれ、現場でともに働く同士として、その目標・要求に違いがあるとは思いません。
  人権・人格権はもちろんのこと、働く者が少しでも大切に扱われる職場を創っていくためにも、この判決内容を活かし、灘の職場から兵庫県下、そして全国に発信していただきたいと思います。

私も引き続き、現場で取り組んでいくことを決意し、ご支援いただいた裁判闘争に対するお礼とさせていただきます。
  ありがとうございました。

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