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Headline 2011

今年の流行語大賞「ボーナス払え!」    (06.24)
ボーナス下がる、士気下がる

反省しない郵便事業会社

かつて経験したことのない、初のボーナスカットという現実。何の事はない、郵便事業会社の赤字を労働者の犠牲で穴埋めしようというもの。西川善文ら前経営陣は責任は問われず、その上高額な役員退職報酬までお土産にもらって笑いが止まらないことだろう。
  あとは我々の予想どおりグループ会社同士のいがみ合いか。局会社やゆうちょ・かんぽの社員はとばっちりを受けた格好だ。それなのに当事者の郵便事業会社は申し訳ないという態度もなく、赤字の打開策もない。メール便の奪回だとか、かもめーるだと相変わらず採算制などどこ吹く風の営業。
  だいたいメール便を佐川急便などの特定信書便事業者から奪回したところで、結局は自分のところの仕事を定価の3分の1以下で引き受けるだけのこと。採算もくそもない。早くも来年以降、ボーナスカットどころか不支給だろうとの見方が優勢か。

けんかもしたくなるさ

とばっちりと言えば、郵便事業会社の社員と局会社の社員が休憩所で取っ組み合いのけんかをしたという。
  最近では珍しいなかなか元気のあるヤツらだと悠長に言っていられない。原因は分からないが、目撃者の話ではボーナスが下がるのはおまえたちのせいだ、という言葉もあったという。売り言葉に買い言葉、言いたくなる気持ちは分かるがもはや子供並み。
  管理者は箝口令を敷き、当人同士が営業成績の良かった社員だったからか事実関係をもみ消した。
  管理者の対応も子供並み。さすがコンプライアンスを守る会社。郵政のコンプライアンスとは別名「ダブルスタンダード」。いいか悪いかは自分たちの物差しで決まる。

夏期一時金に係る二四控除についてボーナスが下がるにあたって、二四控除しきれない者も出てくる。ボーナスカットが、働く者にどれだけの影響を与えるのか、違う意味で会社も分かっているようで、「二四控除しきれない場合は、例えば財形などはそれぞれ各自で金融機関等に確認して下さい」。
  ボーナスを下げるだけ下げておいて、「引かれなければ後は知らない」と。
  だいたい二四控除する順序、共済組合など自分たちが痛まないように自分たちから優先的に引くようにしている。どこまで腹黒いのか。
  ちなみに郵政福祉などに問い合わせたところ、「振込用紙送るのでそれで支払って下さい。支払い猶予はできません」ときっぱり。

今年の地デジに合わせてテレビを買ったというAさんBさんCさんに聞いたところ、13万から高い人で20万くらいで購入していて、夏のボーナス払いにしていたとのこと。Aさんは「保険解約するか」とため息。Bさんは「管理者に相談したらカードでも金借りられるぞ」と言われたそう。無責任極まりない。
  ちなみにCさんは奥さんの貯金を当てにしているそうだが、世の中そううまくはいかない。

合い言葉は「ボーナス払え」

コンプラ、防犯、営業は郵政の三大標語である。とりわけ局会社は今年は防犯と営業反転攻勢を経営目標としているらしいが、だいだい防犯を経営目標にしている会社とは何なのか。厚顔無恥とはまさにこのこと。社会の常識を勉強した方がよい。
  毎日毎日指示文書だの施策だの何だのと、ムダ、ムダ、ムダであふれかえっている。これほどムダで非効率的な現場運営は一般の企業では考えられない。一般企業ならこうしたムダを放置する余裕はないからだ。
  これまでいくつもの施策や何やら多数行われてきたが、何ら分析も反省も問題点の洗い出しも一度も行われいないのでは、施策などやるだけ意味がない。いわゆる口だけ、パフォーマンスである。膨大に経費がかかっているはずである。
  例えば、防犯指導のためのDVD。制作にかかわる費用をどのくらいかけているのか知らないが、犯罪が無くならないのでは効果がないということである。早々こんなムダな投資はやめて、その金をボーナス支払いに回した方がよっぽどいい。ボーナスカットすれば生活が困窮し、犯罪が増える懸念は想像に難くないからだ。

また、専門役だの何だのと全く役立たずな、管理者の再雇用者も然り。何も責任がなく、現場要員でなく、知らないくせに現場に口を出す。出張費は使い放題。こんなムダはない。彼らが来ると決まって「そんな金あったらボーナス払え」。
  保険募集に関しても施策があり、例えば今週○○%達成したら報償として予算が来る、という仕組みになっているが、そんな金支払うくらいならその分募集しなくて良いだろうし、やっぱりここでも「そんな金あったらボーナス払え」である。
  現場にはコピー用紙一枚のレベルで実にムダが多い。現場ではなくすべて会社に原因があるものばかり。使いもしない粗品やチラシ、パンフもすべて。
  作るのはもちろん、各局に配送、捨てるにも金がかかる。すべてむだな金になる。「そんな金があったらボーナス払え」である。

(北海道 H)