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Headline 2011

違法超勤や超勤簿の改竄―千葉佐倉支店  (11.07)
超勤手当未払いの実態等、関東支社に全支店での調査と是正を要求

36協定を超える違法超勤や超勤手当の改竄、未払いで横浜支店の元管理者と会社が労基署から起訴されましたが、同様のことが千葉・佐倉支店でも明らかになっています。また、超勤が月に61時間以上の場合は、5割増の賃金を支払わなくてはならないにもかかわらず通常の割増率で支払っていたことも判明しました。
  他の支店でも行われている可能性もあり、郵政ユニオンは全支店の実態把握と是正を行うよう支社に求めています。

(郵政ユニオン関東地本機関紙より転載)

反省の姿勢すらない支店・管理者

今回の問題は、勤務時間カードが書き換えられているという期間社員の話から発覚しました。
郵政ユニオン関東地本機関紙  郵政ユニオンは佐倉支店に当該期間社員の勤務カードと超勤命令簿等を明らかにするよう要求しましたが、支店は「超勤手当の未払いはない」として提出を拒否しました。当該期間社員が個人情報の開示請求を行い勤務カードと超勤命令簿、賃金台帳等を開示させたところ勤務時間の改竄と超勤手当の未支給が明らかになりました。
  支店が、勤務時間を改竄したのは36協定時間を超える超勤をごまかすためで、一日4時間を超えた場合の時間数を他の日に付け替えていました。
  こうしたことは、昨年、埼玉の某支店でも行われていたことで、他の支店でも行われている可能性があります。

36協定を超える超勤は労基法違反です。こうした会社・管理者の姿勢がサービス超勤の蔓延を助長させている最大の要因で、佐倉支店では時間前の作業が事実上指示をされ管理者の目前で行われていました。
  郵政ユニオンは厳しくその責任を追及していきます。

未払いは構造的問題

今回のケースでは、超勤時間が月に61時間以上になった場合の割増率が間違って支給されていました。50%増しでなくてはならないものが25%増しで支給されていいたのです。
  しかし、問題は単なる間違いではないことです。
  佐倉支店の超勤発令簿兼整理簿には50%増しの手当時間の欄がありませんでした。超勤は何時間でも全て25%増しの賃金で経理されるようになっていたのです。
  これでは25%増しで支給(経理)されてしまうのも当然です。構造的な間違いであり、他の支店でも同様の間違いが出ている可能性は十分あります。

厚労省の「改善基準」にも違反

今回の問題でさらに明らかになったことは、厚労省の「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」にも違反していたことです。
  同基準では、自動車運転業務に従事している人の場合には2週間単位での超勤時間を定める必要があります。36協定ではそれが定められていますが守られていませんでした。
  また、休日労働(非番日労働も含む)については2週間で1回以内とされていますが、それも守られていなかった可能性もあります。
  四輪でゆうパックを配達している社員にはこの基準が適用されますが、支店・管理者にはそうした自覚すらなかったようです。

佐倉支店だけの問題ではなく、多くの支店でこうした問題が発生している可能性があります。
  会社の指導や管理者教育の問題でもあり、支社交渉の中で指導の徹底と改善を求めて行くことにします。

(郵政ユニオン関東地本機関紙11月第23号より転載)