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豊中スキル裁判和解成立    (02.25)
「連動撤回」はスキル裁判の成果! 実質的裁判全面勝利!

城東スキル裁判に引き続き、2013年2月21日「豊中スキル裁判」の和解が成立し、豊中スキル裁判が終結しました。
「スキル裁判を支える会」会報第5号  近畿支社が、「基礎評価」と「資格給(スキル評価)」を「連動」させ、『基礎評価に一つでも△(できていない)があれば「スキル評価」の「A習熟有」を「習熟無」とする』とのいわゆる「連動指示」を行い、それにより、「遅刻」「軽微な交通事故」などで「基礎評価△」とされた期間雇用社員が最大200円もの賃下げとされました。
  その撤回を求め、宝塚、大阪城東、豊中の4人の期間雇用社員が裁判提訴を行い闘ってきています。

その「スキル裁判」も、2012年12月17日城東裁判和解、今回の豊中裁判和解となり、宝塚裁判を残すのみとなっています。

スキル裁判の意義(成果)

大阪城東、豊中のスキル裁判は和解によって終結することになりましたが、大きな成果を勝ち取りました。
  まず第一に、近畿支社の「基礎評価△」の場合は「指示指導ができないとして習熟を無にする」との「連動指示」を撤回させたことです。
  会社は事業会社と局会社の合併により局会社では「連動を実施していないから撤回」としていますが、それは、「ごまかしとこじつけ」にすぎず、裁判闘争がなければ、賃下げの手段として「連動」を新会社でも実施していたことは明らかでしょう。

第二に、「遅刻」などにより「基礎評価△」とされた場合でも、単にそのことのみでスキル評価の「A習熟有」を「無」にできなくなったことです。
  支社の「連動指示」により、基礎評価10項目のうち一つでも△があった場合は、支店では支社指示として何の合理的理由の説明もなく一方的に「指示指導ができない=習熟無」としていましたが、それは今後できなくなくなりました。

裁判闘争勝利の意義を活かそう!

このスキル裁判実態的全面勝利を、今後の賃下げを目的としたスキルダウン等に対し、その不当性を追求するために活かしていかねばなりません。
  経費節減を推し進める会社は、期間雇用社員の賃下げのため、「遅刻」や「軽微な交通事故」等による「基礎評価△」によって、「連動ではないが、遅刻などをする社員は指示指導もできない」と評価する可能性もあります。
しかし、「連動はしない」のですから、

  1. 遅刻等で「基礎評価△」により10円支給されないといういわば処分をされており、それをスキル評価の支持指導に結びつけることは二重の処分となり不当。
  2. 「遅刻、交通事故等」が、なぜ「指示指導ができない」に結びつくのか、社会通念に照らした合理的理由を説明する義務が会社にある。
  3. スキル評価は「職務の広さとその習熟度を評価」するものとされており、一度「職務の広さもその習熟度」も「有り」とされた社員が、遅刻や事故等によって「習熟無し」となる合理的根拠を明らかにすべき。
  4. 単なる「連動」をしてはならないがゆえに、遅刻や交通事故等の背景、個人事情、業務との関連等々、それらを充分分析し、個別的に対応することが必要とされ、単純に「指示指導ができない」とすることは不当。

等々、もし、会社が「基礎評価に△があるような社員は」「指示指導ができていないこと」などと主張するならば、上記のような主張を展開し、苦情処理会議等で会社の不当な評価を追及していく取り組みが求められます。
  そして、連動を撤回させたことにより、そのような苦情処理会議での具体的追求が可能となりました。

局段階では、今までのように「支社の指示があるから基礎評価△なら習熟無とする」と逃げることは許されません。具体的かつ合理的な理由が必要とされます。
  このような意味でも、近畿の4人の期間雇用社員の裁判闘争は、大きな成果を勝ち取りました。
今後この成果を職場で活かしていく取り組みが重要です。

スキル裁判への多くの仲間の皆さんの物心両面にわたるご支援・ご協力に感謝申し上げますとともに、継続しています宝塚裁判への継続したご支援をよろしくお願いいたします。

(「スキル裁判を支える会」会報第5号より転載)