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DOSS―集めたポイントはリスクと交換    (11.12)
郵政産業ユニオン呉支部機関紙10月22日号より転載

DOSS(ディオス)により、新給与システムの試行が始まっています。新給与制度は、「頑張った人が報われる」という話しですが、実際にはどうでしょう?試行期間ということなので、問題点を全て洗い出して、しっかり改善して欲しいと思います。

ところで皆さん、毎日ポイントが付与されていますが見たことありますか?
  詳しく説明します。
  1分当たりの配達物数が各区に設定されています。これは支社の話によると、今年の8月の火曜日の平均から割り出した数字だそうです。
  各区によってバラつきがあるのは、例えば物数が少ないが配達エリアが広い若しくは歩行区間が長い区は、1分当たりの配達物数は少なくなります。一方、マンションや会社等が多い区は1分当たりの配達物数は多くなります。
  ただ、8月の火曜日に何らかの事情で、配達物数を多く入力していた区はキツイ設定になっているのではないでしょうか?何らかとは、物数入力を何回も入れてしまった場合や、意図的に(数えていないのか適当に数値を入れてしまう)多めに入力した場合が考えられます。
  そして、日々の入力情報からその日の1分当たりの配達物数を出し、基準の数値で割り100を掛けたものがその日のその人の数値になります。(班長ポイントや営業ポイントは別に付与されます)

例えばその数値が100であれば6ポイント付与されます。115なら10ポイント、108なら8ポイント、98だと4ポイント、92だと2ポイント。詳しくは冊了をご覧ください。
  と言うことは、8月の火曜日にデタラメな数値を入力していたら、どんなに頑張っても10ポイント付かないことになります。逆に少なめに入力していたとすると10ポイントの大放出となります。

ポイント最優先

少ない物数の時に高いポイントを貰う為には、他区の応援に入るか営業時間を増やすという方法があります。1分あたりの配達物数とは総物数を配達業務の時間で割ったものです。営業時間はそれには含まれませんので分母が減るということです。
  ちなみに休息時間の30分も引かれていますので、ポイントを稼ぐために休息時間を割いて仕事をしてしまうことが懸念されます。

また、物数の入力を多めにする若しくは他区の応援をしたかのように入力することでもポイントは上がります。
  不正な入力はもちろんコンプライアンス違反ですが、休息時間を割くことは安全上かなり問題があります。ですが、実際には入力された情報を見る限り、30分休息時間が取れている者はかなり少ないと推測されます。

「安全最優先」と言いながら、このような制度にしてしまうのは、「事故の責任」を「自己の責任」に転嫁する言い訳をしていると言われても仕方がないでしょう。
  実際に与えられたポイントを見てみると、頑張っている社員が極端に少ないポイントがついているようです。それも一回だけでなく何回も。
  また、物数の入力もあり得ない数値を入力していてもそのまま放置してあり、頑張った者が報われない制度になろうとしています。

以前警告していた「スピード重視」傾向ですが、このポイント制度でより加速するのではないでしょうか?
  事故や誤配が多発している現状を無視して、この制度が本格始動するというのは、お客さまを無視した愚行といえます。
  ポイントを稼ぐため、確認を省く、スピードを出す、無茶をする等運が良ければ事故もしないし誤配もない(みつからない)ので、そういう風潮になりかねません。

(郵政産業ユニオン呉支部機関紙10月22日号より転載)