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その解雇はあまりにも理不尽    (02.11)
福岡県筑紫郵便局、障がい者を差別の上解雇

今回紹介する事例は伝送便2月号の「おじゃまします」コーナーで紹介されたものです。ここでは当該ご本人の了解を得た上で、当該者のお名前は伏せることで転載させて頂きました。 (多田野 Dave)

日本酒とワインが好きでエグザイルのファンだというAさんは、働きたいと強く思っていたにもかかわらず、パワハラとセクハラ、イジメによって職場から追い出されました。

Aさんは以前から精神疾患に苦しんできました。10年間入院したことがありました。懸命のリハビリにより、ようやく働けるようになりました。
  ハローワークの紹介で、福岡県福岡市南区にある筑紫局の期間雇用社員に障がい者枠で採用されました。筑紫局は人口増が著しい福岡市南区と筑紫郡那珂川町の集配を行う大きな局です。
 面接の時、「できるだけ長く働いてもらいたい」と言われました。

 2007年2月15日からAさんは働き始めました。内容は共通事務でした。雑用もしたことがありました。局が差し出す郵便の宛名シール貼りと封筒入れなどです。
 局長や部長は障がい者雇用に理解がある人でした。配慮をしてくれました。それで最初は問題なく楽しく働くことができました。
  採用された2月から3月までの勤務時間は4時間でした。それから7時間に延長されました。

ところが働き始めて3年目です。障がい者を差別し邪魔者扱いをする管理者が赴任しました。Aさんを追いだそうと攻撃をしました。
  Aさんの持ち物検査(これ自体問題あり)をしました。頓服薬を見つけました。管理者はこれを全部飲めと命令しました。この理不尽な命令に従い、彼女は薬を全部飲みました。気分が悪くなりました。
  攻撃は続きました。「障がい者ならば、障がい者らしくしろ」という差別発言で叱責されました。出勤しても仕事をさせてもらえませんでした。
  上司がするならば、と周囲がAさんをイジメ始めました。体調は悪化し、勤務できない状態に追い込まれました。

ある日、今日は仕事を休みますと局に電話しました。誰も電話に出ませんでした。課長の留守電にようやくつながりました。それにメッセージを入れた所、無断欠勤だと責められました。
  困り果てたAさんは、親しくしていた正社員に相談しました。その人は郵政産業労働者ユニオン福岡中郵支部の米地輝高さんと知り合いでした。米地さんと相談し、郵政ユニオンに加入しました。パワハラを止めるよう申し入れをしました。
  すると筑紫局は2013年9月にAさんを雇い止めしました。勤務日数が足りないという理由でした。この雇い止めの前、局はAさんに「休んで下さい」と休ませていました。
 Aさんは今、障がい者支援施設でパソコンを勉強しています。「筑紫局に戻って共通事務をやりたい」そうです。郵政ユニオンの組合員として、職場復帰を求めて闘っています。

(報告 筑紫次郎)