(04/4.28元旦闘争速報)
 
恒例4.28元旦闘争
渋谷局を目指す30名の仲間達
 
 
 
 
  例年「赤羽守る会」と、「4.28ネット」で闘われてきた元旦闘争ですが、昨年より、「4.28連絡会」も参加するようになり、その分人数も倍に増えましたが、相変わらず郵政・警察隊にはかないません。今年は100はいたのではないでしょうか。
  しかし今年は、初登場の宣伝カーが大活躍をしました。  

  雪の昨年と違い暖かな元旦。渋谷ハチ公前に結集し、7:30交差点前で、旗・横断幕・ゼッケンをつけ始めると、渋谷駅頭の人たちが、何事かと注目をしだすなか、約30名の正月にふさわしくない人々が、渋谷局を目指しました。
  交差点を渡るとすぐに警察が無届デモだと因縁をつけてくるが、通行人も大勢いるからか阻止まではできませんでした。しかしながら、渋谷局20メートル前まできたところで、40〜50の郵政暴力隊が突っ込んできました。そこからは、いつもながらのおしくらまんじゅう。
  道路の両側に、郵政や警察車両を多数停車させ、道を狭くし、われわれを排除しようとしたのですが、2台のトラメガからの抗議と多くの市民の目があったせいか、昨年のような暴力をふるってくることは出来ませんでした。

  初参加の首切り撤回を闘うゆうメイトも、はじめは恐いなといっていたのが、初参加者には十分すぎる当局の暴力に発奮し、いつのまにかマイクを握って抗議していました。
  免職者の池田さんも、都合でこれなかった、NさんやSさんの分まで闘うかのように、髪振り乱し、当局の隙間を探しては一人で突っ込んでいました。(その分だいぶやられていたようですが。現職の私の品のある発言・行動に対し、首を切られた彼等の行動は派手で、発言も乱暴。)

  そうこうするうちに、突然の大音響。
  宣伝カーの登場です。すぐに警官とパトカーが規制に入るが、そうするといつまでもそこでマイク宣伝。通すしかないので、後ろからパトカーで追い立てられつつ、渋谷局の周りをグルグル。トラメガとはけた違いの音量の抗議の声は、生田の耳にも届いたでしょう。
  職制たちは、車をゆすったりマイクに手をのばしてきたそうですが、無駄でした。
  8:30最後のシュプレヒコールをおこない、04年の行動を終えていきました。今年の被害は、ラッパ1個と笛1個なくなりました。

(報告 千葉 Y)

 
 
   

 

 
 
 
4.28処分撤回控訴審、6/30東京高裁
    逆転完全勝利判決!
 
(04/06.30)
 
   
 
 
    6月30日、東京高裁、午前11時、江見弘武裁判長の第一声、「原判決を取り消す」・・・「え?・・・」。続いて、「東京郵政局長が控訴人徳差清、同神谷努、同黒瀬英之、同庄野光、同斎藤昇及び同名古屋哲一に対して昭和54年4月28日付で出した懲戒免職処分をいずれも取り消す」
  場内は一斉に歓声が上がる。裁判長、怒る。「静粛に!節操がなさ過ぎる」そして、「東京郵政局長が控訴人池田実に対して昭和54年4月28日付でした懲戒免職処分が無効であることを確認する。」場内、声を押し殺しながらも、そこここでガッツポーズ。
  4.28免職者、闘い続けてきた7人全員に25年目の大勝利の判決が下された。歴史的な一日!

  郵政省(当時)は断罪された

  1978年、反マル性闘争。すでに当時の闘いを知る職員は少ないかもしれない。合理化による人減らし労働強化に反対し、全逓組合員に対する差別政策に抗して、年賀を飛ばして闘った越年闘争。郵政当局はこれに対して労働争議史上まれに見る報復処分を行ってきた。争議を指導した役員に対してではなく、現場最前線で闘った青年部の組合員に対して、大量懲戒免職という攻撃を行ってきたのだ。その数、58名。
  その後の経過はもうここでは詳述しない。
  全逓の裏切り、闘争召還に抗して最後まで闘い続けた七人の免職者の25年にわたる闘い、その成果が今日、歴史的な判決として下された。
  郵政当局による首切りは、違法!
  現郵政公社総裁生田正治氏に対して、その責任をきっぱり取るよう東京高裁は断罪したのである!25年目の大勝利判決だ!

  現職復帰に向けて

  被免職者、池田氏からの第一報「明日から郵便配達するぞ!」
  各免職者からも一言ずつ紹介したい。(弁護士会館での勝利判決報告集会の挨拶から)
斎藤昇さん 「感謝したい、ありがとう。これからもがんばる」
名古屋哲一さん 「25年、今までで一番うれしい」
池田実さん 「やってきてよかった。やり続けてきたからこそ今日がある」 
神谷努さん 「全逓11年、みんなで15年やってきた。みんなで支えられてやってきた15年で勝利できたことが何よりもうれしい。これからも闘い続ける」
黒瀬英之さん 「ありがとう(あとは言葉にならず・・・)」
徳差清さん 「ピンと来なかった。闘いでつかんだ勝利だ。職場復帰までがんばる」
  長い間支えてくださった弁護団の皆さんからも笑顔がこぼれる。支援してきた仲間にも万感の思いがよぎる。しかし闘いはまだ終わらない。現職復帰へ向けて、決意はさらに高まる!

判決文要旨

  裁判所が処分の適否を審査するにあたっては、懲戒権者と同一の立場に立って懲戒処分をすべきであったかどうか、又はいかなる処分を選択すべきであったかについて判断し、その結果と懲戒処分とを比較してその軽重を論ずべきものではなく、懲戒権者の裁量権の行使に基づく処分が杜会観念上著しく妥当を欠き、裁量権を濫用したと認められる場合に限り違法と判断すべきである。

  本件闘争は、上記のとおり、全逓の意思決定の下に実施された争議行為に他ならず、公労法により争議行為が禁止されている以上、事業の混乱、これによる国民生活上の不利益等も、全逓及びその意思決定に関わった者が第一次的にその責めを負うべきで、全逓の意思決定には参加する地位にないが、これに従った組合員は、本件闘争への参加、関連して行われた秩序違反行為の態様等に応じて懲戒を受けうるものの、本件闘争の実施の意思決定についてはもとより、本件闘争による郵便事業の混乱が大規模に及んだことについては、懲戒を受けるべき理由はない。

  本件闘争については、それが、全逓の意思決定の下に実施され、郵便事業の大規模な阻害という重大な事業秩序違反があるにもかかわらず、いわば本件闘争の首謀者として、違法な争議行為の実施の意思決定への関与を理由に、公労法に基づく解雇又は国家公務員法に基づく懲戒免職を受けた労働組合の地区本部以上の組織の役職者が異常に少ない。一方、全逓の意思決定に従い、全逓から見れば忠実に、郵政省から見れば執拗に、争議行為を実施した55名(当局の当初の判断によれば、130数名)もの多数の者が、大半は、地方本部、地区本部又は支部はもとより、分会の役員でもなく、本件闘争の実施についての全逓の意思決定に参画したといい難いにもかかわらず、最も過酷な懲戒免職(相当)とされた。

  全逓において、公務員の身分を有しない役員(かつて公務員であり、従前の違法争議行為等を理由として公務員の身分を失ったと推認される。)が多く、このため,本件闘争の実施についての意思決定に参画したことに基づくいわゆる指導者責任を追及し難い事情があることを窺うことができる。しかしながら、このことを考慮しても、本件闘争につき、施設の破壊等の反杜会的行動やその他の秩序違反行為もないにもかかわらず、意思決定に従って忠実(又は執拗)に争議行為を実施したことのみを理由として、懲戒免職を課すこと自体、更には懲戒免職を課されるべき者が55名又は130数名もの多数となることについては、違法な争議行為についての問責のあり方として、合理性に重大な疑いがあるというべきである。

  控訴人らの一部は、上司の職務上の命令に従わないことをも非違行為とされているが、労働組合の指示に従い、違法と認識しながらも、争議行為に参加し、極端に能率を低下させた態様で業務に従事し、就業規則等により定められた業務を拒否しているのであり、上司の命令に従って争議行為を中止しなかったからといって、違法な争議行為の実施を理由とする懲戒処分を重くする理由となるものでなく、もとより,懲戒免職を是認する事情となるものではない。

  懲戒処分が処分権者の裁量に委ねられるべき範囲の大きいことを考慮に入れても、事業体の秩序の維持のために労働者を組織外に排除する懲戒免職の事由の合理性にはおのずから限界があるというべきで、上記のような本件闘争及びこれを理由とする控訴人らに対する懲戒免職の合理性に疑いのある事情等によれば、本件闘争を理由として控訴人らに対してされた懲戒免職は、全逓の意思決定に従って違法な争議行為を実施した組合員に課されうる懲戒処分の選択及びその限界の決定につき、考慮すべき事実を考慮せず、社会通念に照らして著しく不合理な結果をもたらし、裁量権の行使を誤った重大明白な暇疵があり、取消しを免れず、また、無効というべきである。

 全員で集合写真・・・って、入りきれないよ\(^^:;)...。

 *判決文、全文
(pdf72KB)
    
(一部、個人情報の現住所の所は伏せてあります。それ以外は原文通りです)

 
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2007年2月13日

勝った、
勝った、勝った!
<ドキュメント 4・28勝利の報、その日から>
 
(07/02.26)
 
 
 
 


  2年前の高裁勝利の報の時も同じ失敗をやらかした。
  携帯電話の向こうで池田実の叫ぶ声、「勝った、勝った」「え?何が?」「バカヤロー、4.28に決まってんだろ!」
  そして今回も携帯の向こう側で叫び声。「勝った、勝った、勝った!」「何が勝ったの?」「バカヤローッ!」最高裁、上告受理申立、フジュリ・・・。不受理?「勝利が確定したんだよっ!」

  2月13日、14時過ぎに第一報。一瞬頭が真っ白に。とにかくみんなに知らせなきゃ。
  取りあえずはWeb伝送便の掲示板に第一報を。キーボードを打つ手がふるえている。
  職員は仕事の真っ最中。携帯メールとPCのメーリングリストに速報を流して、そうだ退職者の横山氏なら、「何を今頃、俺は弁護士から直接聞いて今みんなに電話してるとこだ!」・・・と、もちょっと優しく喜んでよ。
  で、まだ報せを知らなくて喜こんでくれそうな所で顔が浮かんだのが、労働情報誌の浅井女史。「゛えー!!!」、期待通りの反応。しばらくしてまた折り返し、「何が勝ったの?」思わずこちらもバカ・・・と言いかけて「本体の・・・」「やったーこれで倒産を免れる」。期待以上の反応。

  ビラを出さなきゃ。ところが、今回の一報は弁護士さんへの最高裁からの電話連絡のみ。裁判所前での横断幕を前にした写真も、支援者に囲まれた7人の喜びの顔も、何もない。しかも、16日に控えた東京総行動やら集配再編に反対する院内集会の準備も重なって。と、夕刻、名古屋氏から連絡。「いやぁ、今起きたところでさぁ、PC立ち上げたら、勝利だって」、それを聞いたビデオプレスの松原さん曰く、「果報は寝て待てとはこのことだ」。

  全国からかかって来だした電話の中に、愛媛在住の免職者、「黒瀬だけど、ホントに勝ったの?」「はい。今後当局との具体的な交渉が始まります。」受話器を置いてから、ちょっとこみ上げてきた。
  2年前と同じく仕事を終えて三々五々集まってきたみんなはまた私一人を置いて赤提灯へ。事務所を出たのは11時をとうに過ぎていた。恨んでやる!

「仕事をしに行く」

  「明日仕事に行くから」と池田氏。14日早朝、その報を聞いた数名の支援者を従えて池田実は赤羽郵便局へ「出勤」。玄関前に出てきた職制は、上局からなんの指示もない、入局させない、分からない、の一点張り。「現職復帰が確定したんだから。仕事をしないと無断欠勤になってしまう」という池田氏の追及に支援者から失笑が漏れる。
  郵便配達をするのはもう少し先になりそうなので、取りあえず支援者と記念写真。ようやくそれをWeb伝送便のトップにもらった。
  午後、ワインを二本ブラ下げて、「お祝いだ」と駆けつけた方も。

JPU中央委員会

  15日、JPU中央委員会。
  その日のために用意していたビラに加えて急遽4・28勝利の速報ビラを朝刊各紙の報道を入れて作成。会場となった全逓会館前には神矢氏もビラを持って駆けつける。
  中央委員達のビラの受け取りは悪い、中には逃げるように会館の中へ。なんで受け取らないんだ!思わず罵声も飛ぶ。
  その中央委員会では全郵政と合併するために全逓時代を含めた「歴史の総括」を承認。その中には4・28闘争のことは一言もなかった。

16日、東京総行動

  翌東京総行動、郵政公社前ゲートに前夜準備した勝利の横断幕。その前に居並ぶ原告と支援者達。各争議団の方からも思わず笑みが漏れる。28年ぶりの勝利の報が霞ヶ関一帯に響き渡る。
  「長い間のご支援ありがとうございます。今回の勝利は私たち7人に留まりません。28年前に当局から処分されたすべての仲間に開かれた勝利なのです」。
  そしてそれはまた郵政だけに留まらない。争議団すべての方にとっても次は俺たちの番だとの思いが伝わる。みんなの思いを込めてシュプレヒコール。

長崎からお祝いに

  4・28反処分闘争は全国にその支援運動が拡がり、ねばり強い運動が続けられてきた。九州は長崎でもそれは例外ではない。
  17日、その長崎から、おめでとうのその一言を伝えにわざわざ上京してくださった、「郵政4・28をともに闘う長崎の会」の中島義雄さん、鈴木功さん。13日に電話をしたら怒られた横山氏も含めて土曜日の繁華街へと繰り出す。鈴木さんがシャッターを切られたので本人が写ってないけど、とりあえず証拠写真。

  28年目の春は、新緑がまぶしいに違いない。

(多田野 Dave)

 
 
   
 
4.28勝利を伝えるリンク集
 
(07/02.26)
 
 

レイバーネット
池田さん復職もとめて赤羽郵便局へ

4.28ネット
最高裁、上告不受理 勝利確定!4・28最高裁で大勝利!

4.28連絡会
2月13日、ついに最高裁で勝利決定!

郵政労働者ユニオン
4・28最高裁で大勝利!

郵政ユニオン九州地本
夢はきっとかなう。4・28最高裁で勝利。池田さん職場復帰に決意。
大勝利!4・28最高裁で勝つ。

庶民の弁護士 伊東良徳のサイト
4.28処分取消・無効確認訴訟最高裁決定


闘争団とともに 人らしく
郵政4.28解雇処分撤回裁判闘争勝利! 原告団員7名、職場復帰か

週刊かけはし
「闘えば勝てる」ことを改めて確信

【伝送便】
4.28反処分闘争勝利確定

 
 
   

 

 
4.28勝利報告集会(首都圏)のお知らせ
 
(07/04.09)
 
 

● 4月17日(火) 18:00〜
 場所:新宿京王プラザホテル4階(扉の間)
 主催:4.28原告団

● 4月20日(金) 18:30〜
 場所:文京区民センター3A
 主催:赤羽局共に闘う会

● 4月28日(土) 18:30〜
 場所:アジュール竹芝
 主催:4.28ネット・郵政ユニオン
     伝送便編集委員会

● 4月29日(日)
 場所:品川プリンスホテル
 主催:4.28連絡会